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超スモールなサービスの開発と運用
をしてみた
agenda
1. この資料の目的
2. 始めた動機
3. 解決に選んだ課題
4. サービス構成
5. デモ
6. 設計ポイント・工夫
7. コスト
8. ユーザーからのフィードバック
9. 改善点
10.やってみた感想・まとめ
この資料の目的
• 技術習得の一環で超スモールなサービスを構築した
• 開発を通して得たAWSのTIPS共有
• 何か作る際のネタになれば幸い
始めた動機
• AWS資格とってみた結果
– サービスの概要、会話の内容は分かるようになってきた
– 自分で構築する力、知識の定着、はいまいち
• 実際に手を動かしてみよう
– 作ってみて、アウトプットして知識の定着化
• モチベーション維持のために考えたこと
– 自分の身近な課題を解決するものをつくる
– 誰かに使ってもらってフィードバックをもらう
解決に選んだ課題
我が家の課題:買い物リストの共有がイマイチ
• ストックが無くなった時(調味料とか)
– Amazonにその場でカートに入れるのが面倒で忘れる
– スーパーで買いたい場合もある
• →手軽にメモして夫婦で共有したい
• 買い物に出かける前
– 私or妻、どちらかが行くので、行かない方に必要なものを聞く
– 私が買いに行くときはその場でLINEで送ってもらう(覚えられない&現場判断できない。。)
• →これが面倒。事前に共有しておきたい
• &その場で思い出すと買い忘れが発生
解決するための要件
• 機能:夫婦で共同編集できる買い物リスト
• 環境:AWS
• UI・仕様:ITに疎く面倒くさがり妻にも使ってもらえる
• コスト:0円(目標)
設計方針
• 仮説検証の速さ優先で工数から削れるものは削る
– 画面を自作しない → 既存のSaaSを使用する → LINE bot
– スケーラビリティ→ユーザーが2人
– CI/CD→サクッと作りきる
• コスト削減のため時間毎に起動されるサービスは使用しない
– ×EC2→○Lambda
– ×RDS→○DynamoDB
サービス構成
• ユーザーがLINE botにコメント
– リストの追加・取得など
• LINE botがAPI Gatewayにデータ(打ち込んだ内容)を送信
• Lambdaを起動
– 文章解釈→動作決定
– DynamoDB操作:リスト編集
– レスポンス作成
DynamoDB
API Gateway Lambda
AWSアカウント
LINE開発
アカウント
買い物アイテム
デモ
友達追加 初回メッセージ リスト追加&確認 リスト消去
設計ポイント:UI
LINE botの選定理由
• 奥さんも馴染みやすい
• 画面作成が不要
• タダ
9
設計ポイント:構成
• お金かけたくない
• 常時起動は不要
– コンテナよりLambda
– RDSよりDynamoDB
1
DynamoDB
API Gateway Lambda
AWSアカウント
買い物アイテム
設計ポイント:API Gateway
• LINE botに登録できるURLは一つだけ
– Path/methodは一つだけ作る
• 全部POSTで処理する(GET/DELETEな処理でも)
– メッセージをそのままLambdaに流す
設計ポイント:Lambda
• LINEのコメントを解釈して動作決定
https://github.com/takuzo8679/shoppinglist
設計ポイント:DynamoDB
• 最低コストを目指す
– オンデマンドよりプロビジョンド(無料枠対象)
• キャパシティーユニットは1
– read:4, write:1[KB/sec]
– リストを全部削除する場合
• テーブル丸ごと削除してから空で新規作成
– リクエスト毎の課金を回避
1
設計ポイント:データ構造
特にこだわらず、項目の主キーにそのまま追加
コスト:0円!無料枠内!
ユーザーからのフィードバック
全体について
• 共有できて良いね
• 元々使っていたiPhoneのメモアプリと使
い勝手は同じくらいかな
使い方について
• 何か追加されたら通知があると良いな
• 追加した時のbotのリプライはちょっとう
ざいな
• 一個ずつ送信するの面倒だな
• 全部じゃなくて個別に消したい時もある
な
• 「消して」じゃなくて「買ったよ」の方
が良いな
画面(フロントエンド)作成
構成:Line botとDynamoDBなくてもよい?
• S3に静的ホスティング
– 画面
– リスト
• 端末からファイルにアクセス(Cognito認証)
• フロント -> S3 -> Lambda起動
– リストを編集
– S3のコンテンツを置換
改善点(試してみたい)
Lambda
Cognito
やってみた感想・まとめ
• やったこと
– 課題を探した
– サービスの仕様を決めた
– 構築した
– 運用した
• 得られたこと
– 実際に作るアウトプットは有効な気がする
• イメージとして記憶に残る
– モチベーション
• フィードバックがあると楽しい
– AWSのコスト感が高まった
END

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