「みてね基金」第二期ステップアップ助成 成果報告
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「みてね基金」は、子どもや家族を取り巻く社会課題の解決を目指す活動を支援しています。 2021年4月から2023年3月まで、最大2年間にわたる「みてね基金」第二期 ステップアップ助成の成果をスライドにまとめました。
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「みてね基金」第二期ステップアップ助成 成果報告
- 2. MIXI, Inc. みてね基金 第二期 ステップアップ助成 成果報告 Second period "Step-Up Grant" grant report
- 3. MIXI, Inc. みてね基金とは 「みてね基金」とは、子どもの動画・写真共有アプリ「家族アルバム みてね」の社会貢献活動です。 「みてね」の事業責任者でもある株式会社MIXI取締役ファウンダー・笠原 健治の個人資金を原資に、 「みてね」が5周年を迎えた2020年4月13日にスタートしました。 「みてね」は「家族の絆をより深めることができる」「子どもを中心に愛情の架け橋となるような」サービスを目指し て開始しました。一方で、子どもの難病、経済的な貧困、虐待、不妊治療、教育格差など、様々な困難や課題を抱えて いるご家族もたくさん存在していると感じています。 すべての子どもやその家族が幸せに暮らせる世界を目指していきたい。 そう考え、「みてね基金」の活動をスタートしました。 笠原 健治 すべての子ども、その家族が幸せに暮らせる世界を目指して
- 4. MIXI, Inc. 第二期 ステップアップ助成 募集要項・採択結果 対象団体 ・「難病・障がい」「教育」「貧困」「出産・子育て」「虐待」の5つの領域で課題解決に取り 組む非営利組織 ・原則として、活動実績2年以上の団体で、この助成金を活用して、事業や団体のステージを一 段レベルアップさせていく意欲と計画がある団体 助成対象経費 ・事業基盤強化のための投資的な費用（適切な範囲であれば人件費や管理費も可、ただし審査あり。） ・伴走支援等の非資金的支援も実施 助成金額 97,706,668円／1団体あたり最大1,000万円（最大1億円を予定） 採択件数 13団体（10～15件を予定） 助成期間 原則として2021年4月から最長2年間 公募開始 2020年12月15日（火） 公募締切 2021年1月18日（月） 草の根で活動を続けてきた団体が事業基盤・組織基盤を固め、 事業や団体のステージを一段アップさせていくための取り組みを支援
- 5. MIXI, Inc. 団 体 名 助成対象事業名 助 成 額 1 特定非営利活動法人 チャリティーサンタ ブックサンタ事業の成長を支える基盤強化と新たな支援の機会創出 ¥7,684,000 2 認定NPO法人 おてらおやつクラブ 困窮家庭への「おすそわけ」を手掛かりとした孤立解消と共助創出 ¥10,000,000 3 特定非営利活動法人 ReBit LGBTの子どももありのままで過ごせる家庭・学校を全国に ¥10,000,000 4 公益財団法人チャイルド・ケモ・サポート基金 病気をもつ子どもと家族や誰もが暮らしやすい社会作りを目指す活動 ¥8,995,600 5 NPO法人子ども アドボカシーセンター福岡 子どもの声を聴き、子どもの権利を守る「アドボカシーセンター」の設立 ¥5,000,000 6 特定非営利活動法人チャイボラ 社会的養護施設相談機関「社会的養護職員相談窓口」の全国展開 ¥10,000,000 7 認定特定非営利活動法人こまちぷらす 産後の居場所やまちで子育てを応援するプロジェクトの全国展開 ¥9,414,000 8 特定非営利活動法人 ウィーズ 親の別居・離婚後の子どもの養育支援活動促進事業 ¥7,103,068 9 特定非営利活動法人 SALASUSU カンボジアでのインターン実証実験と、政策提言の基盤構築 ¥9,510,000 10 特定非営利活動法人 Chance For All だれでもいつでも通える居場所と放課後ソーシャルワーカー ¥5,000,000 11 特定非営利活動法人 にこり 病気をもつ子どもと家族や誰もが暮らしやすい社会作りを目指す活動 ¥5,000,000 12 認定NPO法人 はっぴぃmama応援団 妊娠期からの切れ目ない支援を継続するための基盤強化事業 ¥5,000,000 13 一般社団法人 sol 地域と共に、すべての親子の居場所となるための体制づくり ¥5,000,000 第二期 ステップアップ助成 採択団体一覧
- 6. MIXI, Inc. 各団体の採択時の事業ステージが多様だったため、 それぞれに即した形での成果が出ている。成果の特徴は下記4つに区別される。 全体の傾向 I T 活 用 ITを活用したロジスティクス の仕組みをつくり、支援数を 拡大、また活動を持続可能な 仕組みにする ・チャリティーサンタ ・おてらおやつクラブ 社 会 運 動 活動をより多くの人を巻き込 んだ社会運動へと進化させる ・ReBit ・チャイルド・ケモ・ サポート基金 ・子どもアドボカシー センター福岡 活動の独自性や意義の再設定 により、新しい事業モデルを 確立、また他地域に展開する 新事業/他地域展開 ・チャイボラ ・こまちぷらす ・ウィーズ ・SALASUSU ・Chance For All ・にこり 事業の確立と自立 地域に必要な支援を提供する 団体が、活動継続のための組 織・財政の自立化をする ・はっぴぃmama応援団 ・sol
- 8. MIXI, Inc. 成果 ● ブックサンタ事業が規模10倍になっても継続できる基盤作り ● 通年での子どもへの支援活動ができる団体へのステップアップ 特定非営利活動法人 チャリティーサンタ 申請事業について 助成事業：ブックサンタ事業の成長を支える基盤強化と新たな支援の機会創出 申請事業概要 上記、成果目標を達成するための活動 助成終了時に目指す状態（成果目標） 大人に「誰かのサンタクロース」になる機会を提供し、子どもに愛された記憶を残す IT活用 経済的困窮家庭の子どもに本を寄付する「ブックサンタ事業」のITシス テムを開発した。もともとリアル書店とオンライン書店双方で本を寄付 できる仕組みを構築していたが、開発したITシステムを導入したオンラ イン書店を自団体で運営し始めたことにより、本の寄付数が2020年20,376 冊から2022年は75,813冊に増加 ● 作業事務所兼倉庫を開設し、事業運営の基盤を整えた ● 物流管理のシステム化により、本の在庫や寄付状況の把握が可能 になった ● 今まで11〜12月の実施していたブックサンタ事業を、開催期間を拡 大し、9月〜12月に実施できるようになった ● 寄付された本の物流の流れを見直しする等、仕組みの再構築 ● 連携する支援機関（団体、社協、自治体）とのアライアンスづくり ● ブックサンタ用のオンライン書店の立ち上げと運営 ● 一般の人が社会課題に触れ、行動に移すことを促す仕組みをつくる
- 9. MIXI, Inc. 成果 ● 各地域における支援ネットワークの構築と強化 ● 要支援家庭とのコミュニケーション力の強化 認定NPO法人 おてらおやつクラブ 申請事業について 助成事業：困窮家庭への「おすそわけ」を手掛かりとした孤立解消と共助創出 申請事業概要 上記、成果目標を達成するための活動 助成終了時に目指す状態（成果目標） 「おそなえ」を全国のひとり親家庭に3日以内に「おすそわけ」する事業を展開 IT活用 支援数の桁を上げる基盤となる匿名配送システムの開発により、おてら おやつクラブ事務局本部（奈良県）からだけではなく、全国の賛同寺院 や支援団体から支援を配送できる仕組みができた ● 全国の寺院と支援団体を受益者と自動でマッチングし、 「おすそわけ（支援）」の配送が可能となった ● LINEでのサービス申し込みやコミュニケーションを開始 ● 調査を実施しインパクトレポートを発行 ● 今後は ｢みてね基金｣ 第三期採択先として組織体制作りに取り組む ● 支援を必要とする家庭が「困ったときにすぐに助けを求められる 人や場がある」という実感を持てるようにする ● 支援を必要とする家庭が当団体との関わりによって「孤立感や孤 独感がやわらぐ」という実感を持てるようにする 事務局業務を地域寺院へ分散化、地域拠点を作っていく ① 匿名配送システム ② 賛同寺院・団体向け物流管理システムの開発 支援家庭とのコミュニケーションを質・量ともに強化する ① LINEプラットフォームの開発 ②「公助・共助」への橋渡しを設計・実施するための職員採用 ③ 直接支援家庭へのアンケート調査の実施
- 10. MIXI, Inc. 成果 いじめや自死のハイリスク層であるLGBTQの子どもの理解者である 保護者・教員を増やし、家庭・学校を安心な場に 認定特定非営利活動法人 ReBit 申請事業について 助成事業：LGBTの子どももありのままで過ごせる家庭・学校を全国に 申請事業概要 上記、成果目標を達成するための活動 助成終了時に目指す状態（成果目標） LGBTQ問題の今を変え、10年後を創るための教育事業や就労支援を行う 社会運動 事業計画に「事業」と同列で「組織」の項目が加わったのが一番の変 化。事業だけではなく組織を扱うこと、育てることに経営メンバーで合 致し、目線合わせが進んでいる 事業面でも、申請活動の実施により成果が出ている ● 保護者・教職員向けe-learning研修公開 ● 子どもへのサポートの仕方に迷うときに、相談できるオンライン コミュニティの運営 ● 教職員に向けた、学校での授業実施やクラス運営サポートの提供 ● 今後の施策づくり/授業づくりに関するリサーチ/インプット（国 際フォーラムへの参加） ● 保護者・教職員のアライが可視化される仕組みがある ● 子どもへのサポートの仕方が相談できる ● LGBTQに関する学校授業に対するサポートが受けられる ● アジア圏のLGBTQ団体とネットワークがあり、今後も継続的に協 働できる土台がある ● 学校関係者以外にも、児童養護施設、少年院、病院内の学習支援 室、子育て支援センター等、多様な教育・子育て関係者へのリーチ ができた ● LGBTQの子どもに関するリサーチ結果は多くの媒体にも取り上げら れ、対策を進める機運を高めている ● 国際会議に出席し得たインスピレーションから中期計画を刷新。大 阪に事業所を開設
- 11. MIXI, Inc. 成果 病気をもつ子どもと家族の現状と想いを多くの人に届けることで、 誰もが暮らしやすい社会になることを目指す 公益財団法人チャイルド・ケモ・サポート基金 申請事業について 助成事業：病気をもつ子どもと家族や誰もが暮らしやすい社会作りを目指す活動 申請事業概要 上記、成果目標を達成するための活動 助成終了時に目指す状態（成果目標） 病気をもつ子どもと家族の相談窓口・居場所づくり・啓発活動を兵庫県を中心に活動 社会運動 病気をもつ子どもと家族が話してくれた「あっちの世界」と「こっちの 世界」。その境をなくしてつながると、みえるものがあるというコンセ プトの「みえてくプロジェクト」を開始 病気をもつ子どもや家族を、病院や支援機関だけではなく地域全体で支 える社会づくりの一歩として、まずは病気をもつ子どもや家族が安心し て美容院に行けることを目指し協力店舗を開拓中 ● NPO法人から公益財団法人への合併があったため、事業期間を2023 年7月までに延長 ● ニーズヒアリング結果より、協力店舗開拓をまずは美容院から始め ることにし、美容院への研修とモニターによる利用実験を実施 病気や障害をもつ子どもと家族の現状と想いを店舗の人に知って もらうことで、病気や障害をもつ人や家族が来店しやすい店舗が できる ● 協力店舗目標：助成終了後3年で100社 ● 2〜3店舗に導入講座の実施 ● 店舗の表明ツールの作成 ● SNSの開設／周知活動 ● モデル店舗でのモニター募集 ● 利用（各店舗毎に1~2名） ● 当事者へのアンケート調査 ● 賛同店舗の公募
- 12. MIXI, Inc. 成果 「アドボカシー制度」の一端を担うアドボカシーセンターの設立、 人材養成、組織基盤構築で制度化に備える NPO法人 子どもアドボカシーセンター福岡 申請事業について 助成事業：子どもの声を聴き、子どもを守る「アドボカシーセンター」の設立 申請事業概要 上記、成果目標を達成するための活動 助成終了時に目指す状態（成果目標） 子どもが思いや意見を表明できるように支える「子どもアドボカシー」の推進を行う 社会運動 1年間の事業期間で、採択時は任意団体だったところから職員を採用し、 NPO法人化。アドボケイトの実績があるメンバーで、行政や全国のアド ボカシーセンターとも連携し全国に向けた啓蒙活動をリードするように なった ● アドボケイト活動経験のある事務局員を1名採用 ● 法人化やウェブページの開設などの基盤を整えた ● アドボケイト基礎講座や養成講座を開催し、2022年度から活躍する アドボケイト21名を認定（当初目標10名） ● 子どもアドボカシーセンター福岡の組織・財政基盤確立の見通し ● アドボケイト養成の質とアドボケイトの能力が向上、アドボケイ ト10名を確保 ● アドボカシーセンターへの社会的な理解と支援の広がり 組織基盤強化 ① センター事業を担う専門的人材の確保 ② 事務局職員の雇用 事業の実行と質を高める取り組み ① アドボカシーの試行・OJT ② 権利ノートワーキンググループの活動 ③ 広報・啓発（WEBサイト構築・広報ツールの開発）
- 13. MIXI, Inc. 成果 「社会的養護職員相談窓口」を全国に展開し職員が長く働ける環境 を作ることで児童への十分な支援体制を作る 特定非営利活動法人 チャイボラ 申請事業について 助成事業：社会的養護施設相談機関「社会的養護職員相談窓口」の全国展開 申請事業概要 助成終了時に目指す状態（成果目標） 社会的養護施設の職員の確保と定着の支援を、施設と職員それぞれに対して提供する 新事業/他地域展開 組織規模が拡大する中で組織内でのコミュニケーションのあり方やチー ムの作り方の目線合わせをするために、システムコーチングを実施チー ムメンバー間での方向性や協働意識が高まった 「社会的養護職員相談窓口」設置し、職員が安心して働けるサポー ト体制の確立と持続的な離職率の低下を目指すことで、児童への十 分な支援体制を作る ● 同時に事業も拡大し、助成により初のフルタイム採用 ● 児童養護施設職員に対する相談窓口の実施、チャボナビ（社会的養 護 の施設情報や求職情報サイト)の認知拡大や利用率向上に努め、 厚労 省から社会的養護施設の広報プラットフォームとしての委託を 実現 ● 国からの相談（159件）に対応し、施設の人材育成・定着の課題を集約 した ● オンライン研修会に3658名が参加、相談窓口の認知や利用に繋がった 全国に約600ある児童養護施設を中心に、認知拡大を行う。その施 策として、オンラインでの研修会や広報活動に注力していく 上記、成果目標を達成するための活動
- 14. MIXI, Inc. 成果 カフェ型居場所事業のノウハウ展開およびウェルカムベビープロ ジェクト事業展開、安定した組織体制の確立 認定特定非営利活動法人こまちぷらす 申請事業について 助成事業：産後の居場所やまちで子育てを応援するプロジェクトの全国展開 申請事業概要 上記、成果目標を達成するための活動 助成終了時に目指す状態（成果目標） 「豊かな子育て」ができる地域づくり、カフェ型居場所の運営と他団体のカフェ展開支援 新事業/他地域展開 団体の財政基盤強化に向き合った。団体が寄付集めを行う際に、ビジョ ンを起点に仲間と資金を集める呼びかけを行う姿勢になった。今後は、 寄付を財政基盤の一つに育てていく カフェ型居場所を5年後に100カ所に展開するために、プロボノに助 言をいただきながら人員・収入設計。ウェルカムベビープロジェク トを全国10地区に広げるための仕組みづくり。これらの事業拡大を 実現するためのマネージャー層のスキル向上及び安定した組織体制 の確立 ● カフェ型居場所の展開 居場所の運営にかかわる業務フローのオープンソース化や学びの コミュニティの形成に向けて事業を組み立てる ● ウェルカムベビープロジェクト 展開先への伴走支援と各支部が安定的な財務体制が各支部でつく れるような仕組みづくり。2022年度末までに4地区に広げる ● 安定した組織体制の確立 マネージャーのスキル向上、自主判断できる状態にする ● 協業に向けた法人営業の覚悟が決まり、人員を配置した ● 団体にとって2店舗目となる地域密着型カフェをオープンした（神 奈川県） ● ウェルカムベビープロジェクト（産前産後のご家庭に地域ならでは の出産祝いを贈る事業)）を4地区に展開した
- 15. MIXI, Inc. 親の離婚などを経験する子どもの健全な自尊心を守るため、日本各 地の親子への適切な支援提供を行う体制の強化 成果 NPO法人 ウィーズ 申請事業について 助成事業：親の別居・離婚後の子どもの養育支援活動促進事業 申請事業概要 助成終了時に目指す状態（成果目標） 親の離婚など家庭環境に悩む子どもの相談事業や、別居する親との面会支援を行う 新事業/他地域展開 「支援者養成講座」を開始し5期開催した。受講者が離婚後の親と子ども の面会交流の現場やLINE相談で活動を始めている。また創業以来の理事 会を再編成しガバナンスを強化した 財政の柱を整え、安定的な組織運営のもとで活動している状況を実 現。全政令指定都市に当団体で育成した「親の別居・離婚後の子ど も養育支援活動」ができる人材がいて、各都市に連携できる団体が ある。中核市以下の市町村にも広げられる状態になっている 政令指定都市における離婚後の子ども支援に関連する団体のリサー チを各地5～10団体行う。理念を理解しあい、連携できる団体をリ スト化する ● 支援者養成講座は、受講者が親の離婚を経験した子どもを支えるコ ミュニティになっているのと同時に、安定収益として全体の15%に 上っている ● 理事会の再編により、組織としての意思決定の基盤ができた 上記、成果目標を達成するための活動
- 16. MIXI, Inc. カンボジアでインターン採用制度浸透を通じた産業人材のソフトス キル育成加速と提言能力向上を目指す事業 成果 特定非営利活動法人 SALASUSU 申請事業について 助成事業：カンボジアでのインターン実証実験と、政策提言の基盤構築 申請事業概要 上記、成果目標を達成するための活動 助成終了時に目指す状態（成果目標） カンボジアで人材のソフトスキル育成と、農村で最貧困層を雇用したものづくりを行う 新事業/他地域展開 インターンシップに参加した17名中8名が採用のオファーを受けるなど、 若者のキャリア開発・産業労働人材開発の観点で、インターンシップが 有用な入り口になりうることの仮説検証が進んだ ● カンボジアの産業人材育成業界の中で調査・政策提言・政府機 関の能力開発を行う団体として認知と信頼の獲得 ● 海外ドナーを含む大型の資金調達能力の獲得 ● 2025年に向けて業界全体を巻き込んだプログラムの実施の目処 が立っていること ● 国際商工会と連携したインターンパイロットプログラムの実施 とインターン制度のロールモデルの提示 ● 産業人材育成の課題・ステークホルダーやこれまでの取り組み の整理を含んだ業界調査の実施 ● 国際商工会と共同でWorld Youth Skill Dayにあわせたイベントの 実施およびそこでの調査・実績発表 ● カンボジアの国際商工会議所やWEFなどとの協働により、多様 な国際機関・外資プレーヤーとの交流が促進 ● カンボジアの社会環境の変化を受けて、2022年冬に、農村の工房 における女性のソフトスキル育成・就労支援というモデルか ら、教師のキャパシティビルディングを通じた公教育支援を中 心にすることを意思決定した。公教育支援事業を「みてね基 金」第三期で採択
- 17. MIXI, Inc. 様々な支援や制度について保護者からの申し込みが起点となるとい う課題を解決するために、こどもたちが自分の意思で通える無料の 居場所を作る 成果 特定非営利活動法人 Chance For All 申請事業について 助成事業：だれでもいつでも通える居場所と放課後ソーシャルワーカー 申請事業概要 上記、成果目標を達成するための活動 助成終了時に目指す状態（成果目標） すべてのこどもの未来につながる放課後を実現する学童の運営と地域づくり 新事業/他地域展開 足立区に駄菓子屋「irodori」を開設した。学童保育として教育現場のプ ロフェッショナルから評価されている団体だったところから「irodori を」地域に開くことで、地域交流や連携がうまれた ● こどもたちが自分にあった居場所を地域の中で見つけることが できる。地域でこどもを見守る体制を作る ● パターナリズムに陥りがちな「こどものため」ではなく、こど も自身の声を聞き、社会に反映させていく ● 駄菓子屋「irodori」とそれを運営する学生チームを持続可能な 状態にする。地域で活動する方々とつながり、相互の活動を高 め合う ● こどもたちの声を社会に反映するための調査を行い、発表する ● 駄菓子屋を学生ボランティアのみで運営することがCFA本体にも 影響し、学童のボランティアマネジメントを刷新。学生理事が 誕生した ● ボランティア増加により、営業日を増やすことが可能となり、 恒常的な居場所として運営している ● 子どもの声を社会に反映するための調査結果は、白書にまとめ て2023年春に発行予定。代表が「日本放課後学会」を立ち上げ る中で広がりを見込んでいる
- 18. MIXI, Inc. 病気や障害があっても、全ての子どもたちがいっぱい笑って、遊べ る毎日を過ごすことができる社会を目指す 成果 特定非営利活動法人 にこり 申請事業について 助成事業：病気の子どもと家族や誰もが暮らしやすい社会作りを目指す活動 申請事業概要 上記、成果目標を達成するための活動 助成終了時に目指す状態（成果目標） 医療的ケアを必要とする子どもと家族の願いを叶える小児介護事業等を福岡で展開 新事業/他地域展開 2年で組織の人員は1.6倍になり、新規事業の利用者も増加。新しいデイ サービスの拠点を開所し、産前産後子育て支援ヘルパー派遣事業を開始 するなど、支援のエリア・数ともに増加した 産前産後の支援事業として孤独な子育てに悩む母子の環境改善のた めに訪問看護利用者数の増加、産後うつの減少、乳児虐待の減少を 目標とする。さらに事業の有用性を明らかにし、公費でのサポート 範囲が拡大され、より多くの母子の環境が改善することを望む 妊産婦の通所事業所として助産師・保育士による産前産後ケアス テーションを開設する。北九州市内に新規のこどもデイサービスの 事業所開設し、現在待機している利用希望者へ対応するとともに親 子通園やショートステイなどの長時間の預かり・宿泊などの個別の 希望にも対応可能な体制を整える ● 子育て世帯に特化した訪問看護として自立支援医療、母親の精神 訪問看護等を網羅的に行うようになった。今後はそれぞれの数値 をデータ化し、課題を洗い出していくという段階まできた ● 小児介護事業や周辺サービスも拡大
- 19. MIXI, Inc. 専門職中心のNPO法人が展開する妊娠期からの切れ目ない支援を継 続するため、今後の運営基盤を強化する事業 成果 認定特定非営利活動法人 はっぴぃmama応援団 申請事業について 助成事業：妊娠期からの切れ目ない支援を継続するための基盤強化事業 申請事業概要 上記、成果目標を達成するための活動 助成終了時に目指す状態（成果目標） 専門職が中心となって「妊娠期からの切れ目ない支援」を新潟で展開 事業の確立と自立 法人の本事業である、妊産婦支援に取り組むことで、産前産後ケア の受益者が増加し、他団体でも同様の支援が広がり地域への波及効 果が期待できる。また、行政や民間など他機関と協働し、サービス を提供することができ、市全体で垣根のない充実した支援の提供が 可能となる 資金調達や組織運営の仕組みができ、人的側面・資金面での不足が 解消され安定する。また、連携機関とのネットワークの構築が必要 であり、協力体制を強化する 地域からのニーズが高い母子支援の取り組みを続けてきたが、年度ごと に申請が必要な補助金が資金源であり、持続性が不安定な事業運営で あった。自主事業として新しい収入の柱になる産前産後・母子特化型訪 問看護ステーション「はっぴぃmamaはうす」を開業し、持続可能な組 織、事業体へと変化し始めた ● 「動けば黒字化する」事業を持てたことで、組織の持続可能性、 地域における母子支援の安定化につながった ● スタッフで事業化を決断したプロセスは簡単ではなかったが、それ を支援し組織としても成長したのはステップアップ助成らしい成果
- 20. MIXI, Inc. スタッフと共に法人のビジョンや各自のやりたいことをすり合わせ立ち上 げた新事業通じて法人・スタッフ・関係者の強みが発揮できるようにな り、代表に属人化していた組織から、関わる人すべてが生きがいを持って 能動的に働ける組織へと変化した 成果 一般社団法人 sol 申請事業について 助成事業：地域と共に、すべての親子の居場所となるための体制づくり 申請事業概要 人材強化（ビジョンの共有、スタッフ研修、先進事例視察）と事業 強化（新規事業立ち上げ、昼食提供開始） 上記、成果目標を達成するための活動 助成終了時に目指す状態（成果目標） ● 経営陣が入らず、スタッフだけでプログラムを実施できる ● 子どもへの食事提供により保護者の負担が減る ● 子どもの受け入れ可能人数が、アトリエモモ（多機能型障がい 児通所支援事業所）が現在の2倍、森のようちえんが現在の1.5倍 になっている ● 高森町から適応指導教室（不登校児支援教室）の委託を受ける ● 新規事業の不登校児支援教室が県の認可を受け、町の教育支援セン ターとして運営を開始し、開所日数が週1日から週5日へと増えた ● 九州地区で初の森のようちえん指導者養成講座を実施 ● 森のようちえんに通うの子どもたちへの昼食提供により、保護者の 負担軽減に繋がった ● 研修や視察実施により、スタッフの専門性と提供するサービスの質 が向上し、入園児および事業所の稼働日数が増えた ● 指導者養成講座や居場所づくりを通じて、スタッフの外部との接触 機会が増え、自治体や保健師との更なる信頼関係構築につながった ● 公式サイトをリニューアルしたことで、団体についてのより深い説 明が掲示できるようになったほか、タイムリーに情報発信できるよ うになり、サイト経由での問い合わせや取材依頼が増えた ● スタッフ全員が団体のビジョンと行動基準を理解し、療育の知識 を深める ● スタッフが自治体や地域の関係各所との信頼関係を築く ● 団体全体の支援の質が向上している ● 自治体に認められるような不登校児支援の実績作り 障がいのあるなしに関わらずに共に創る場、森のようちえんや療育を熊本県で運営 事業の確立と自立