Red Hat ACM (Advanced Cluster Management) 2.3 を導入した時のメモです。

1. Red Hat
ACM (Advanced Cluster Management) for Kubernetes 2.3
導入手順
ACM 2.3 は、2021/08/05 に GA
Cloud Solution Architect
Yuhki Hanada

2. インストールは、CUI もしくは GUI のどちらでも可能です。
このガイドは、GUI でのインストールをマニュアルに沿って行っています。
Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes 2.3 インストール
あくまで公式のインストール手順に沿いながら、導入時にメモをとったものですので、その感覚でご参考頂ければ幸い
です。
感想：
ACM 2.0の時に較べて、インストール方法が洗練されて、マニュアルを見ないでもインストールできるようになって
いた。デフォルト設定であれば数クリックでインストールが完了しました。
もちろん追加の構成をする際にいろいろ設定する所は状況によって出てきますが、初期のベーシックのインストールが
気軽に完了するのは嬉しいなと思いました。
2
Install 用のマニュアル

3. インストール (1)
3
Hub Cluster
Managed Cluster
Cloud Provider API
Cloud Provider依存
Kubernetes API
6443
443
WorkManager
Channel Source (GitHub, Object Store, Helm レポ等)
Channel Source 依存
6443
Kubernetes API
Channel Source 依存
(アプリケーションのライフサイクル管理で、アプリの
YAMLなどを設置する場所）
GitHub
webhook
ネットワークに必要なポートの概要
第1章 インストール Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes 2.3 | Red Hat Customer Portal より
WorkManager
443
6443
※submariner の要件は図から省略
※443の部分の記述が解釈が難しいので
443についての理解は(仮)

4. 4
インストール (2)
サイジングは、Managed Cluster の数、デプロイするポリシー、アプリケーション数などのクラスター内のリソース数等に左右されます。
※実験では、2vCPUのノード x 3の場合は、CPU
不足で Podがスケジュールできませんでした。
ACMのPod がスケジュールされるのは、
Worker ノードです。
・ACM本体の環境例
・Monitoring (Observability) 環境を含めた例 (HUB + Managed)
ACM2.1では、Managed Nodeのモニタリングデ
ータを、Hub Cluster で収集できるようになりま
した。その機能を含めた際のサイジング例です。

5. インストール (3)
5
デフォルトでは「open-cluster-
management」という Namespace にインス
トールされます。
違う Namespace にインストールしたい場合
いは、事前に Namespace を作成しておくと
一覧に表示されます。

6. インストール (4)
6
暫く待つと以下の画面になります。
「MultiClusterHub」の作成をクリックします。
ここでは一番簡単なインストールを試したいので、デフォルトの設定の
まま「作成」をクリックします。
詳細設定は、特に触らなくてもシンプルな
インストールは可能

7. インストール (5)
7
大体、10分程度で「Running」の状態になるはずです。
以上で完了です。

8. インストール (6) - インストールが完了しない時は
8
もし、インストールが完了しない場合は、Pod の一覧で「Pending」になっているものがあれば、メッセージを確認してみてください。
(個人的な経験では、インストールが完了しない原因の殆どは、インストールに必要なリソース不足です)
②インストールした namespaceを選択
(デフォルトは「openshift-cluster-management」)
③Pending になっているものがあれ
ば、原因を調査
①「ワークロード」→
「Pod」
のViewを開く

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